越谷で旧来からの名士であるN様よりお墓の改修をお受けした際、先祖が代々守ってきた古い石が20個ほどあり新しく石碑を建てた折、いっしょに供養したいとの申し出がありました。
「先祖供養」今では聞き薄れた言葉ですが、人は皆、親がいてその前に御先祖様が存在していたことに変わりはありません。先祖を敬う気持ち、感謝の念を第一に施工致しました。
工事は全ての古い石を納めた中に新しい石碑や墓誌などの付属品を建てたため、総面積43.5m2の巨大なお墓となりました。
製作・施工日数3ケ月、使用部材320材、ミカゲ石の総重量26トン。使用石材は石碑等に人気の新山崎石、外柵等に韓国小目石で家のシンボルの家紋を黒ミカゲ石に彫り込み外柵に板石として埋め込みお墓全体を囲うことで「家」と「先祖」を強調しました。
新しいお墓でご先祖様に手を合わせているN様夫妻を見て、お墓を生業としているものとして改めて「先祖供養」の大切さを教えていただきました。
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