施主名/
F様(幸手市)
墓所名/
新埼玉霊園
完工年月/
平成16年3月
デザイン墓石の最近の大きな傾向として「曲線」を活かした石碑が増えてきたことが挙げられます。こうした流れの背景には石材加工の技術が高度になってきたということがありますが、そこにはまたお墓を建てる方の求める志向や好みといったものがストレートに反映されていることがあります。角のない丸みのある石碑、直線ではない流線形の石碑など曲線を活かしたフォルムはそこに柔らかさと親しみやすさが感じられ、温かさや安らぎといった癒しのイメージにつながるものと思われます。
施主のF様と二人の娘様がお母さんのために考えられたお墓は曲線がうまく配置され桃色の石とあいまって華やかさを備えた女性らしいお墓となりました。
間口は極力広くゆとりを持って低く取り、石碑の両側にすずらんの花を彫刻し、その下の土台石を自然石風に割り肌加工することで明るさと石の質感をうまく醸しだしています。
お参りするたびに気持ちが和らぐ優しさあふれるお墓です。
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